Q:構内PHSが2020年7月に終了?~PHSに代わる内線端末~

通信電波の影響が少なかったり、通信コストの安さから病院などの医療現場や一般オフィスの内線電話端末として多く利用されているPHS。しかし、2020年7月にサービスが終了するとアナウンスがありました。事務所などで利用されている構内PHSはそのまま利用出来るのか本記事でご紹介致します。
- コンテンツの目次
1.構内PHSは利用出来なくなるのか?
1.構内PHSは利用出来なくなるのか?
日本で開発されたPHSは、開発当初ポケベルとの連携機能や通信コストの安さから女子高生を中心に広がり2年半で700万人近くの加入者数になりました。この流行は一般の顧客にとどまらず、電波の影響が少ないことや通信コストの安さから病院などの医療施設や一般オフィスでも内線端末として広がって行きました。 しかし、携帯電話との競争に負け次々にサービス事業者が撤退。唯一の提供企業であるワイモバイルが、
現在ご提供しているPHSの料金プランを2020年7月末をもって終了することとなりました
と発表しましたが、2020年7月末で終了するプランは一般大衆向けのプランのみで、ビジネス向けのプランは2020年7月以降も継続して利用することが出来ます。(※法人向けプランなどを含めたPHSサービスが2023年3月末に全て停止すると発表されました。ワイモバイルの契約を必要としない構内PHSは残ります)また、実はビジネス向けのPHSでも古い規格の物は2022年12月以降利用出来なくなりました。
2.注意が必要なスプリアス規格
2.注意が必要なスプリアス規格
「スプリアス」とは無線設備から発射される電波のうち、必要周波数帯の外側に発射される電波(不要な電波)のことです。不必要な電波(不要な電波)をできる限り低減させることによって、電波利用環境の維持、向上及び電波利用の推進を図るために改正が行われました。 旧スプリアス規格のPHSはビジネス向けのものでも2022年12月以降は継続して利用出来なくなります。 現在お使い中の構内PHSが旧スプリアス規格かどうか調べる方法についてはこちらをご覧ください。
3.構内PHSに代わるスマホ内線
3.構内PHSに代わるスマホ内線
旧スプリアス規格であればもちろん入れ替えが必要になりますが新規格のPHSであれば継続して利用することが出来ます。しかし、PHSをそのまま利用し続けて良いのでしょうか? PHSは、電話端末としてスマートフォンと比較しても格段に利用出来る機能が少ないのが現状です。社外に出れば事務所のビジネスフォンとの内線通話や外線の受発信が出来ません。スマホのようにアプリをインストールして利便性を高めることも出来ません。 そこで拡張性も高いスマホを内線端末として利用出来る『MOT』をPHSの代わりに利用してみるのはいかがでしょうか。

MOTでは専用アプリ「MOT/Phone」をスマホへインストールすることで内線端末として利用することが出来ます。MOT/Phoneを利用する社員同士や既存で利用中のビジネスフォンとも内線通話が可能です。更に、構内PHSで出来なかった事務所外での内線通話も利用出来ます。事務所外で内線環境を構築すると電話の取次ぎなども事務所内外問わず可能になるので、今まで行っていた「折り返す為に連絡先を聞いて担当へ連絡して」という作業が減り電話業務の効率化が可能です。 MOT/Phoneでは内線だけでなく外線の発着信も利用出来ます。その為、スマホ1台が構内PHSの代わりになるだけでなくビジネスフォンの代わりにもなります。 この機会にスマホの内線化を検討してみてはいかがでしょうか? PHSに代わるスマホ内線の詳細はこちら
2019年7月26日 2:20 PM | カテゴリー: 業務の効率化 関連キーワード: PHS, スプリアス規格, スマホ内線, 内線端末, 構内PHS