電話番号の種類完全ガイド|03/050/0120/0800と新番号060の違いとビジネス向け取得方法
最終更新日:2026年5月7日
これから事業を始めるのですが、ビジネスで使う電話番号はどう選べばよいのでしょうか?
03とか050とか0120とか、いろいろあって違いがよく分かりません・・・。
電話番号には大きく分けて固定電話、携帯電話、IP電話、フリーダイヤルなど複数の種類があり、それぞれ用途や信頼性、コストが異なります。
さらに2026年7月からは新たに「060」番号も追加されますよ。それぞれの特徴と取得方法を詳しく説明しますね!
ビジネスを始めるとき、ホームページや名刺、広告などに掲載する電話番号は会社の「顔」となる重要な要素です。
しかし、ひとくちに電話番号といっても、市外局番から始まる固定電話番号、050から始まるIP電話番号、0120や0800のフリーダイヤルなど、種類は多岐にわたります。さらに2026年7月以降、携帯電話番号として新たに「060」が追加されるなど、電話番号の体系は今も変化を続けています。
本記事では、日本国内で使われている電話番号の種類を網羅的に解説し、ビジネスで使う電話番号の選び方と取得方法までをまとめてご紹介します。これから電話番号を取得したい経営者・個人事業主の方は、ぜひ最後までご覧ください。
- コンテンツの目次
1.電話番号の基本構成と種類一覧
日本の電話番号は、総務省が定める「電気通信番号計画」によって管理されています。すべての電話番号は「0」から始まる10桁または11桁の番号で構成されており、最初の数桁を見ることで、どの種類の電話番号なのかを判別できます。
まずは、ビジネスで使われる主な電話番号の種類を一覧で確認しましょう。
主な電話番号の種類
・0AB-J番号(固定電話番号)
03、06、045など、市外局番から始まる10桁の番号。地域性があり、社会的信頼性が高いのが特徴です。
・携帯電話番号
090、080、070から始まる11桁の番号。2026年7月以降は新たに「060」も追加されます。
・050番号(IP電話)
050から始まる11桁の番号。インターネット回線を利用した電話で、市外局番を持ちません。
・0120/0800番号(フリーダイヤル)
発信者の通話料が無料になる着信課金番号。企業の問い合わせ窓口で広く使われています。
・0570番号(ナビダイヤル)
発信者が通話料を負担する全国共通番号。発信地に応じて着信先を振り分け可能です。
・1XY番号(特殊番号)
110(警察)、119(消防)、177(天気予報)など、3桁の特殊番号。
電話番号の冒頭3〜4桁を見るだけで「どこからの電話か」「どんな種類の電話か」が分かる仕組みになっています。次の章から、それぞれの電話番号の特徴を詳しく見ていきましょう。
2.固定電話番号(市外局番03・06など)の特徴と取得方法
市外局番から始まる電話番号は、一般に「固定電話番号」と呼ばれ、正式には「0AB-J番号」と分類されます。「0ABCDEFGHJ」という構成からきており、10桁の番号として割り当てられています。
日本国内では北海道に「01」、九州・沖縄に「09」というように、地域ごとに市外局番が振り分けられており、2022年3月時点で全国に600以上の市外局番が存在します。
固定電話番号の特徴
0AB-J番号は、制度上「市外局番による地域性」「高い通話品質」「緊急通報が可能」という要件が義務付けられており、社会的信頼性のある電話番号として広く浸透しています。
主な市外局番は次の通りです。
・03:東京23区
・06:大阪市・京都府の一部
・045:横浜市
・052:名古屋市
・092:福岡市
お客様や取引先から見ても「実在する企業」という安心感を与えやすいため、特にBtoB取引の多い企業や店舗ビジネスでは、固定電話番号の取得が選ばれる傾向にあります。詳しい解説は「03から始まる電話番号とは?」の記事もあわせてご確認ください。
固定電話番号の取得方法
固定電話番号を取得するには、主に以下の3つの方法があります。
①NTT東日本/NTT西日本のひかり電話に申し込む
最もスタンダードな方法で、地域に応じた市外局番が割り当てられます。
②直収電話サービスを利用する
NTT以外のキャリア(KDDIやソフトバンクなど)が提供する固定電話サービスです。
③クラウドPBXで固定電話番号を収容する
クラウド型のPBXサービスを使って、市外局番を持つ固定電話番号を運用する方法です。事務所内に物理的なビジネスフォン主装置を置く必要がなく、スマートフォンやPCからも会社の固定番号で発着信ができます。
3.携帯電話番号(070/080/090と新番号060)の最新情報
携帯電話番号は、現在「070」「080」「090」の3つで始まる11桁の番号が割り当てられています。最初に登場したのは1999年の「090」で、その後携帯電話の普及とともに2002年に「080」、2013年から2014年にかけてPHSから転用される形で「070」が追加されてきました。
2026年7月から新番号「060」がスタート
総務省は2024年12月20日、新たに「060」から始まる11桁の携帯電話番号を導入することを発表しました。NTTドコモ、KDDI、沖縄セルラー電話、ソフトバンク、楽天モバイルの主要5社は、060番号の利用を2026年7月以降に順次開始すると表明しています。
060の追加によって、新たに約9,000万件分の番号が携帯電話用として確保される見込みです。これは、スマートフォンの普及や、仕事用とプライベート用で複数回線を持つ人が増えたことによる番号枯渇への対応策として実施されます。
なお、現在使われている090・080・070の番号は引き続き利用でき、060番号導入後も影響はありません。
携帯電話番号の特徴と注意点
携帯電話番号はモバイル回線を使うため、外出先でもどこでも発着信できる柔軟性が魅力です。一方で、ビジネス用途では以下の点に注意が必要です。
・名刺やHPに個人の携帯番号を記載すると、退職時に番号が変わってしまう
・複数のスタッフで電話を共有しにくい
・「会社らしさ」「信頼性」では固定電話番号に劣る
そのため、個人事業主や少人数の事業者が携帯番号のみで運営する場合でも、対外的には別途、固定電話番号や050番号を持つことを検討する企業が多いです。
4.IP電話番号(050)はビジネス利用に最適
050から始まる電話番号は、インターネット回線(IP網)を利用したIP電話で使われる番号です。2002年から普及が始まり、市外局番を持たないため、全国どこからでも同じ番号で発信・着信ができます。
従来の固定電話のように電話線の工事が不要で、サービス申込み後すぐに番号を取得できることから、ビジネスシーンでの利用が広がっています。050電話番号の詳しい仕組みは「050で始まる電話番号とは?」の記事でも解説しています。
050番号のメリット
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- メリット
- ・工事不要、最短即日で取得可能
- ・初期費用・月額費用が安い
- ・移転しても番号が変わらない
- ・スマホやPCから発着信できる
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- デメリット
- ・市外局番がなく地域性を出せない
- ・110/119などの緊急通報ができない場合がある
- ・一部のフリーダイヤルへの発信が制限される
050番号は、レンタルオフィスやシェアオフィスを利用している事業者、テレワーク中心の企業、複数拠点で1つの番号を共有したい場合などに特に向いています。営業マン用の個人番号や、取引先用のサブ番号として使われるケースも増えています。
5.フリーダイヤル(0120・0800)で顧客対応を強化
0120と0800から始まる電話番号は、いずれも発信者の通話料が無料になる「フリーダイヤル(着信課金番号)」です。発信者ではなく、番号の契約者である企業側が通話料を負担する仕組みになっています。
フリーダイヤルは1985年にNTTが提供開始し、認知度が非常に高い番号体系です。一方、0800番号は0120番号の枯渇に伴って1999年に追加されました。0800番号についての詳しい解説は「0800から始まる電話番号とは?」の記事もあわせてご覧ください。
0120と0800の違い
0120と0800は機能上の違いはほとんどありませんが、選び方には次のようなポイントがあります。
・0120:1985年から使われており認知度が圧倒的に高い。「フリーダイヤル=0120」というイメージが定着しているため、ブランドの信頼性を重視したい企業に向いています。ただし、語呂合わせなど人気の番号は枯渇傾向にあり、新規取得の選択肢が限られます。
・0800:1999年に追加された比較的新しい番号です。0120と機能は同等ながら、空き番号が多く、希望の番号を取得しやすいのが特徴です。新規事業やスタートアップ企業に人気があります。
フリーダイヤルのメリット
フリーダイヤルを導入することで、次のような効果が期待できます。
・通話料無料により問い合わせ数が増加しやすい
・お客様への「気軽に連絡してください」というメッセージになる
・全国どこからでも同じ番号で受電できる
・地域や時間帯によって着信先を振り分けられる
通販業界やコールセンター、サポート窓口を持つ企業では、フリーダイヤルの導入が定番となっています。
6.ナビダイヤル(0570)など特殊な電話番号
フリーダイヤルと混同されやすい番号として、0570から始まる「ナビダイヤル」があります。両者は見た目こそ似ていますが、料金の仕組みが大きく異なります。
0570(ナビダイヤル)の特徴
ナビダイヤルは、フリーダイヤルとは逆に発信者が通話料を負担する全国共通番号です。発信者の地域に応じて、最寄りのコールセンターや支店へ着信先を自動で振り分ける仕組みになっており、企業側の運用効率を高められるのが特徴です。
通話料は通常の電話料金より割高になることが多く、長時間通話の場合は発信者の負担が大きくなる点に注意が必要です。航空会社の予約窓口、行政機関の問い合わせ窓口、自治体のコールセンターなどで広く利用されています。
その他の特殊な電話番号
・110/119/118:緊急通報番号(警察・消防/海上保安庁)
・171:災害用伝言ダイヤル
・177:天気予報
・104:電話番号案内
・+1で始まる電話番号:アメリカ・カナダなど北米からの国際電話
近年は、+1や+800から始まる海外発信の電話に関する問い合わせも増えています。海外の取引先がない場合に+1から着信があった際は、迷惑電話や詐欺の可能性もあるため注意が必要です。
7.ビジネス用電話番号の選び方
ここまで電話番号の種類を解説してきましたが、自社のビジネスにはどの電話番号が最適なのでしょうか?業種や規模、運営スタイルによって最適解は変わります。
業種・状況別おすすめの電話番号
・地域密着型のビジネス(飲食店、士業、医療機関、不動産など)
→ 市外局番から始まる固定電話番号がおすすめ。地域に根差した信頼感を演出できます。
・全国展開する通販やサポート窓口
→ 0120/0800のフリーダイヤルが最適。通話料を企業負担にすることで顧客の問い合わせハードルを下げられます。
・スタートアップ、レンタルオフィス利用、テレワーク主体
→ 050番号、もしくは固定電話番号をクラウドPBXで運用するのが向いています。工事不要で全国どこからでも同じ番号を使えます。
・個人事業主・フリーランス
→ プライベートと分離したい場合は050番号が最適。費用を抑えながらビジネス専用番号を持てます。
選ぶ際のチェックポイント
電話番号を選ぶ際は、以下のポイントを確認しましょう。
・取得・運用にかかる初期費用と月額費用
・市外局番の必要性(地域性を出すかどうか)
・将来移転する可能性の有無
・スマートフォンや在宅勤務での利用ニーズ
・複数拠点・複数スタッフでの運用の必要性
・お客様からの認知度・信頼性
1つの番号にこだわらず、「お客様窓口は0120、社内連絡用は050、代表電話は固定電話番号」のように複数の番号を組み合わせる運用が効果的なケースも多いです。
8.クラウドPBX「モッテル」なら全種類の電話番号を一括運用
ここまで紹介してきた固定電話番号、050番号、0120/0800のフリーダイヤルは、それぞれ別々のサービスや回線を契約しなくてはならないと思われがちですが、クラウドPBX「モッテル」なら、これらの電話番号をまとめて取得・運用することができます。
モッテルの特徴
1台あたり249円〜利用できるクラウドPBX「モッテル」は、市外局番を持つ固定電話番号、050番号、0120/0800のフリーダイヤルをすべて取り扱うことができます。
北海道から沖縄まで日本全国で導入実績があり、シリーズ累計で32,000社を超える企業に選ばれてきました。専用アプリをスマートフォンにインストールすれば、外出先でも会社の電話番号で発着信が可能です。
モッテルが選ばれる理由
・複数種類の電話番号を一括管理できるため、用途別に番号を使い分けられる
・工事不要で導入できるため、初期費用を大幅に抑制できる
・既存の固定電話番号をそのまま継続利用することも可能
・15年以上の電話アプリ開発実績による高い通話品質
・スマートフォン・PC・固定電話機すべてから利用可能
「これからビジネス用の電話番号を取得したい」「複数の番号を効率的に運用したい」というニーズに、ワンストップで応えられるサービスです。
9.電話番号に関するよくある質問
Q1.個人事業主でも会社の電話番号は取得できますか?
はい、個人事業主でも電話番号を取得できます。050番号やフリーダイヤルは法人格を必須としないサービスが多く、本人確認書類があれば取得可能です。固定電話番号についても、屋号での申込みに対応しているサービスがあります。
Q2.市外局番(03など)の電話番号は誰でも取得できますか?
市外局番から始まる固定電話番号は、その地域で電話回線を契約することで取得できます。ただし、クラウドPBXなどを利用すれば、物理的に事務所がない地域の市外局番(例:地方在住で東京03番号を使うなど)を取得できるサービスもあります。
Q3.050番号でも会社代表番号として使えますか?
使えます。実際に多くのIT企業やスタートアップが050番号を代表番号として運用しています。ただし、お客様から見て「050だと信頼感が薄い」と感じられる業種もあるため、業界の慣習を踏まえて選ぶことをおすすめします。
Q4.0120と0800、どちらを選ぶべきですか?
ブランドの信頼性や認知度を重視する場合は0120、新規事業で空き番号の選択肢を広げたい場合は0800が向いています。機能上の違いはほぼないため、希望する語呂合わせの番号が取れるかどうかで判断するのも実用的です。
Q5.2026年7月以降、新規契約すると060番号が割り当てられますか?
現時点(2026年5月)では、060番号がどのように割り当てられるかの具体的な方法は各キャリアから発表されていません。新規契約時に自動的に060が割り当てられるのか、希望者が選択する形になるのかは、今後の発表を待つ必要があります。
Q6.固定電話番号は移転しても引き継げますか?
同じ市外局番のエリア内であれば、引き継げる場合がほとんどです。ただし、市外局番が異なるエリアへ移転する場合は番号が変わってしまうケースが多いです。一方で050番号やフリーダイヤルは、どこへ移転しても番号を継続利用できます。
まとめ:自社に最適な電話番号でビジネスを成長させよう
日本国内には、市外局番から始まる固定電話番号(0AB-J番号)、携帯電話番号(070/080/090、2026年7月からは060も追加)、IP電話の050番号、フリーダイヤルの0120/0800、ナビダイヤルの0570など、多様な電話番号が存在します。
それぞれに特徴や向いている用途があるため、自社のビジネスモデルや顧客層、運営スタイルに合わせて適切な番号を選ぶことが、業務効率と顧客満足度の両方を高める鍵となります。
1つの番号で済ませるのではなく、用途に応じて複数の番号を組み合わせる運用も検討してみてください。クラウドPBX「モッテル」のようなサービスを活用すれば、複数種類の電話番号をまとめて取得・運用でき、コストとオペレーションの効率化が同時に実現できます。
電話番号の選び方や取得についてのご相談は、ぜひモッテルにお任せください。
32,000社の導入実績があるモッテルが、お客様のビジネスに最適な電話番号の組み合わせをご提案します。
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