【2025年最新版】03番号の取得方法、コストを抑えてスマホで利用する方法について徹底解説
最終更新日:2025年10月17日

起業や新しい拠点を開設する際には会社の電話番号を取得したり、取得した03番号で電話の発着信ができるよう電話機を用意するなど準備が必要です。本記事では起業や拠点開設時の03番号の取得・利用方法についてご紹介します。コストを抑えて取得・利用をするならクラウド電話サービスが特におすすめです。
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1.03番号を取得・利用する方法
03番号(主に東京の23区内の市外局番)を取得するには、東京23区内(狛江市、調布市、三鷹市の一部地域)に拠点があることが前提で、サービス提供会社への申し込みが必要です。
03番号を取得・利用できるサービスとしては主にNTTの加入電話、INSネット64、光電話、クラウド電話サービスなど4つあります。03番号の取得できるエリアは決まっていますが、クラウド電話サービスのような遠方で03番号を使った発着信ができるサービスは、近頃人気を集めています。ここではこの4つのサービスについて紹介します。
東京都で一番有名な市外局番は03ですが、03番号以外にも町田市の044や多摩市の042などがあります。東京都には三宅島や八条島など離島も多く市外局番もわかれています。東京都の03番号以外を取得・利用したい場合は下記のエリア別ページをご覧ください。

1.加入電話(アナログ回線)
加入電話は、NTTが提供する従来型のアナログ回線を利用した固定電話サービスで、1回線で1通話のみ使用できる回線です。
電柱から家庭やオフィスまで銅線(メタル回線)で接続されており、安定性が高く、停電時でも通話が可能です。専用の回線を使うため通話品質も良好で、110番や119番などの緊急通報にも対応しています。
近年は利用者が減少していますが、信頼性が高く、特に災害時の通信手段として重視されています。工事や基本料金がやや高めです。2035年にメタル回線(アナログ回線)の維持限界となり、衰退が加速していく回線の一つです。
2.INSネット64(デジタル回線)
INSネット64は、NTTが提供するISDN(統合サービスデジタルネットワーク)を利用した固定電話回線です。
音声通話とデータ通信を同時に行うことができ、複数の端末を1回線で利用できる利点があります。
光回線の普及に伴い新規契約は、2024年8月31日(土)をもって終了、2028年12月31日(日)をもってサービス自体の提供を終了します。
3.光電話(光回線)
光電話は、光ファイバー回線を利用したIP電話サービスです。
音声をインターネット通信でやり取りするため、月額料金や通話料が従来のアナログ回線よりも安価です。通話品質も高く、オプションで複数番号の取得も可能です。とくに法人で複数回線を利用するとコストが削減されるため、導入が広まっています。
とくに、光回線コラボと言われるNTTフレッツ光回線を光回線事業者が提供するサービスは、NTTフレッツ光よりも月額料金が安くなり、プロバイダの契約を一本化できるため、手続きと請求書が簡単になるので、おススメです。

4.クラウド電話サービス
クラウド電話サービスとは、従来の電話回線や専用機器を使わず、インターネット経由で通話を行う仕組みのことです。
PBX(構内交換機)をクラウド上に設置することで、外線・内線・転送・通話録音などの機能を、スマートフォンやパソコンで利用できます。
これにより、出張先や在宅勤務中でも会社番号での発着信が可能になり、テレワークや複数拠点の通信を効率化します。設備投資や保守が不要なため初期コストを抑えられ、拡張や設定変更も柔軟に行える点が大きな特徴です。近年は「クラウドPBX」とも呼ばれ、中小企業から大企業まで幅広く導入が進んでいます。
2.法人設立時に03番号を取得するメリット・デメリット
法人を設立する際の03番号の取得には、メリット・デメリットが伴います。取得する際にはこれらの点を踏まえることが重要です。
メリット
・通話品質が高い
まず、メリットの一つとして音質や安定性といった通話品質が高いことです。
総務省の省令である「事業用電気通信設備規則」が定める基準をクリアしなくてはならないため、送話・受話における通話品質をめられた一定以上の品質にしているからです。
法人として取得する場合は、通話品質が悪くては日々の営業に影響するので、通話品質は重要です。
・顧客や取引先の安心感や信頼につながる
市外局番によりエリアが特定されるため、電話を受けた相手は、その電話がどの地域の法人、会社や店舗からかかってきたのか判断することができます。
最近は03以外の番号も主流となってきて薄れつつあるとは言え、日本の風潮として「固定電話番号を持っている会社や店舗は信頼できる」というイメージがあります。
法人として固定電話を持つことで顧客や取引先の安心感につながり、より会社や店舗の信頼度を上げることができます。
・事業用資金の融資を受ける際や口座開設の際に必須条件である場合がある
メガバンクを含めほとんどの地方銀行が法人用の銀行口座を開設する際に固定電話番号を必須条件としています。
事業用資金の融資を受ける際に固定電話番号がないと審査が通りにくい場合もあるため、前述したようにビジネスの現場では固定電話番号を使用しているかどうかが社会的信頼に大きく関わっています。
・FAXが安価で利用できる
ペーパーレス化がすすみ、以前より利用は減少してはいますが、業種によってはまだまだFAXを利用している現場もあります。
インターネットFAXという手段もありますが、固定電話を設置している場合は安価にFAXを利用することができます。
・災害時の繋がりやすさ
固定電話も回線が集中することで繋がりにくくはなりますが、災害時でも固定電話は携帯電話よりも繋がりやすい傾向にあると言われています。デメリット
・導入コスト・維持コストがかかる
契約するキャリアやサービスによっては、050番号よりもコストが高くなります。
PBX(機内交換機)設備、オフィスに設置するための電話回線・接続工事費といった導入コストや保守契約など維持するためのランニングコストや通話料が発生します。
・該当区域内に事業所がないと番号を利用できない
市外局番は地域ごとに設定されるので、利用したい番号がある場合がその当該地域内に事業所がある必要があります。
・電話対応のために事務所に居る必要がある
固定電話はアナログ回線が繋がった電話機のある場所でしか電話を受けられないため、オフィスに出社する必要があります。
テレワークを導入している企業も電話対応のための従業員を常駐させる必要があり、効率が悪いです。
・営業電話がかかってくる
会社の固定電話は比較的入手しやすい為、営業電話を掛けやすくなり頻度が上がります。
ただし、これらはあくまでも固定電話の話であり、インターネット回線を利⽤したビジネスフォンシステム、クラウドPBX(クラウド電話)などのサービスを利⽤して「03」番号を利⽤すれば、上記デメリットを克服します。クラウドPBXは従来の固定電話とは異なり、電話加⼊権が不要で通話料⾦も安価に抑えることができます。
また、複数社員のスマホで「03」電話番号の代表電話で受発信対応を⾏うことができるため、テレワークにも最適です。
3.コストを抑えるならクラウド電話がおすすめ
03番号利用にあたり、一般的には電話機を利用する必要がありますが、その点クラウド電話は電話機を手持ちのスマホやPCで代用できるため、コストを抑えることが可能です。また、性能面でも有利なことが多いです。
家庭用の電話機 | ビジネスフォン | クラウド電話 | |
---|---|---|---|
初期費用 | ○ | × | ○ |
月額費用 | ○ | × | ○ |
代表組などの複雑な運用 | × | ○ | ○ |
社外での運用 | × | × | ○ |
費用面でメリットのある家庭用電話機は運用面でデメリットがあります。ビジネスフォンはPBXや固定の電話機など必要な機器が多く、設置・工事費もかかる為コストが高く、かつ社外での運用ができないなどデメリットが多いです。
初期コストでメリットのあるクラウド電話ですが、月額費用もお得に利用可能です。さらに従来の導入方法であるリース契約での導入に比べて契約期間の縛りがないので不要であればすぐに解約が可能と言う柔軟性があります。運用面では申し分ないのでコストを抑えて導入しつつ、事業拡大後も継続利用ができるクラウド電話は非常におすすめです。
4.03番号をスマホで取得・利用可能な高品質クラウド電話「MOT/TEL(モッテル)」
03番号をコストを抑えて取得・利用ができるクラウド電話の中でも高品質なサービス「MOT/TEL(モッテル)」のご紹介です。

「MOT/TEL(モッテル)」は、SOHO・少人数の企業~特許庁や群馬県庁などの官公庁や上場企業にも多数導入されてるクラウド電話です。導入の際は、品質をご評価いただきクラウド電話を初めてご導入頂くお客様はもちろん、通話の安定性から他社サービスからの乗り換えも多く、累計の導入実績は30,000社以上となっています。
「MOT/TEL(モッテル)」では取得した03番号をスマホを使って発着信が可能です。また、冒頭でご紹介したように東京都以外に拠点を開設する際、本社などが既に東京都にあればそこの03番号を使って遠方の事務所でも固定電話(IP)を使って発着信も「MOT/TEL(モッテル)」で可能です。本社へ設置した「MOT/TEL(モッテル)」と遠方の事務所へ設置した「MOT/TEL(モッテル)」を連携させることで本社宛ての電話を遠方で受けたり、拠点宛ての電話を全て本社でうけたり自由な運用が可能です。様々な運用ができるので「こういうことがしたい」「これってできる?」などお気軽にお問い合わせください。
「MOT/TEL(モッテル)」導入時に03番号を合わせて取得や登記の為に03番号だけ先に取得したいなど電話番号取得に関するお悩みもお気軽にご相談ください。