迷惑電話を着信拒否する方法|スマホ・固定電話それぞれ解説

私用のスマホや家・会社の固定電話に突然、見ず知らずの人からかかる迷惑電話は迷惑なだけでなく、振り込め詐欺のような犯罪に関わることもあり怖いものです。
かかる側の都合に関係なくかかってくる迷惑電話には、なるべく着信拒否をしたいものですよね。
そんな際に役立つ、迷惑電話に出ないで済む方法や着信拒否ができる方法がスマホ・固定電話問わずあるのです。
本記事では、スマホ・固定電話それぞれで迷惑電話を着信拒否する方法について解説します。
- 目次
1. スマホでの着信拒否方法

スマホで迷惑電話の着信拒否をする場合、AndroidスマホかiPhoneスマホかの二つにまず事例を分けられます。ここではそれぞれの着信拒否の仕方と、キャリアを通してさらに詳しく着信拒否設定を行う場合の対処法についてご紹介します。
Androidスマホで着信拒否

特定の電話番号を着信拒否する場合
もし特定の電話番号から迷惑電話がかかる場合は、その特定の電話番号を指定する形で着信拒否を行います。
着信拒否をする手順については以下の通りです。
①電話アプリを開く
②「︙」マークのその他アイコンから「通話履歴」を選択
③「ブロックしたい電話番号からの通話」を選択
④「ブロックして迷惑電話として報告」を選択
⑤「ブロック」を選択
不明な番号を着信拒否する場合
非公開(非通知)からの電話番号や特定が不可能な電話番号からの着信は以下の方法で着信拒否ができます。
ただし、特定が不可能な電話番号や非公開(非通知)番号はブロックできるものの、連絡先に保存されていない電話番号からは通話着信が可能な点には注意してください。
①電話アプリを開く
②「︙」マークのその他アイコンから「設定」を選択
③「設定」から「ブロック中の電話番号」を選択
④「不明な発信者」のスライダーをオンにする。
ブロックの解除方法
もし、一度ブロックした電話番号から着信を改めて受けられるようにする際は、以下のようにブロック解除を行うとよいでしょう。
①電話アプリを開く
②「︙」マークのその他アイコンから「設定」を選択
③「設定」から「ブロック中の電話番号」を選択
④ブロック解除をする電話番号の横に存在する解除アイコンから、「ブロックを解除」を選択
iPhoneで着信拒否

発着信履歴から着信拒否
Phoneで迷惑電話の着信拒否をしたい場合、以下の方法で「発着信履歴」に存在する番号は着信拒否が可能です。
①ホーム画面から「電話」を選択
②下部メニューの「履歴」を選択
③着信拒否をしたい番号の右端にある「i」字のアイコンをタップする
④下にスクロールして「この発信者を着信拒否」を選択
⑤「連絡先を着信拒否」を選択して、登録終了
※着信履歴は残らないものの、留守番電話設定中は「着信のお知らせ」のメールは届きます。
もし、こうした「着信のお知らせ」メールや留守番メッセージを受け取りたくない場合は、キャリアの提供するブロック機能を利用するとよいでしょう。
連絡先の情報から着信拒否
以下の方法で「連絡先」へ登録した電話番号の着信拒否が可能です。
①ホーム画面から「設定」を選択
②設定の中から「電話」を選択
③下にスクロールして「着信拒否した連絡先」を選択
④「新規追加...」を選択
⑤連絡先の中から着信拒否をしたい連絡先をタップして登録完了
※先述の「発着信履歴から着信拒否」と同様に、着信履歴は残らないものの、留守番電話設定中は「着信のお知らせ」のメールは届きます。 もし、こうした「着信のお知らせ」メールや留守番メッセージを受け取りたくない場合は、キャリアの提供するブロック機能を利用するとよいでしょう。
キャリアのサービスで着信拒否

スマホの設定だけでなく、各社キャリアのサービスからも着信拒否やそれに不随するサービスを受けることが可能です。
Docomoの場合
NTT Docomoでは、「迷惑電話ストップサービス」というサービスが利用可能です。
このサービスでは、繰り返される迷惑電話・いたずら電話への「拒否」が可能になります。
指定した番号をあらかじめ登録しておくと、「おかけになった電話番号への通話は、おつなぎできません。(原文まま)」というガイダンスが流れて自動で電話が終了し、着信履歴も残りません。
携帯電話の他、IP電話等にも最大30件まで登録可能で申し込みと料金共に不要です。
参考:迷惑電話ストップサービス
auの場合
「迷惑電話撃退サービス」がauでは存在します。
もし、迷惑電話やいたずら電話を着信した場合、電話がかかった後で「1442」にダイヤルを掛けると、それ以降発信者からの電話は「お断りガイダンス」で対応するサービスです。
参考:迷惑電話撃退サービス
ソフトバンクの場合
ソフトバンクの「ナンバーブロック」というサービスの場合、非通知を含んだ迷惑電話を最大30件まで、「My Softbank」または「144」発信から着信拒否が可能です。
通常は110円が月額でかかりますが、もし「iPhone 基本パック」および「iPhone 法人基本パック」に加入している場合は月額使用料は無料となります。
参考: 迷惑電話を着信拒否することはできますか?- SoftBank公式ホームページ
2. 固定電話で着信拒否をする方法
着信拒否の前の確認点3点

固定電話で着信拒否をしたい場合は、どのようにすると着信拒否ができるのでしょうか。 着信拒否を考える前に確認すべきポイントが3点あります。
電話機自体に着信拒否機能があるか
ナンバー・ディスプレイへ加入済みか
迷惑電話自体が番号通知ありか非通知か
上記の三点を確認したうえで、自身の環境に合う迷惑電話の着信拒否対策を考えるとうまくいくはずです。これらのことをよく知らずに対策をしたつもりだと、着信拒否機能を上手に使いこなすことができないだけでなく、余計な費用もかかってしまいます。
固定電話の着信拒否は、効率よく対策を選択することが必要です。
電話機自体に着信拒否機能があるか
まず、電話機自体に着信拒否機能がそもそも付いているのかを確認しましょう。
仮にナンバー・ディスプレイを契約したとしても、ただ単に番号の表示がされるだけでは、電話に出ていいのかが判断しづらいものです。
そんな際には、着信拒否機能が初めから搭載されているモデルを選んでおくと、より着信拒否への効果が増します。
最近では、警察や自治体から提供される迷惑電話番号や全国のサービス利用者からの拒否登録情報について迷惑電話としてデータベース化しつつ、着信した番号がどのようなものかを自動判別して着信拒否をする電話機のモデルも存在します。
シャープの電話機なら、JD-AT95といったモデルで搭載されている「防犯機能」が、パナソニックの電話機なら、VE-GE10DL/DWといったモデルで搭載の「迷惑電話防止対策機能」がそれぞれ当てはまります。
こちらが電話に出ても良いかを判断する必要がないため、大変便利な機能と言えます。
ただし、これらの機能はナンバーディスプレイへの加入がなければ利用できないため注意が必要です。
ナンバー・ディスプレイへ加入済みか

ナンバー・ディスプレイに加入しているかを確認するのも重要なポイントです。
「ナンバー・ディスプレイ」は、NTTの提供するオプションサービスのことで、電話を掛けてきた相手の電話番号について、電話機のディスプレイに表示するサービスのことです。
電話機に前もって登録をした電話番号から電話がかかってきた場合、すぐに誰から電話がかかってきたかが分かります。この機能は先述した電話機そのものに付いている「着信拒否機能」を動作させるためには前提となる機能です。

ナンバー・ディスプレイ機能は便利なものではありますが、工事費と月額利用料が必要になります。
NTT東・西日本共に料金は同じで、ライトプランの場合1回線ごとに工事費が2000円(税抜)でかかるほか、住宅用の使用料は1回線ごとで400円(税抜)、事務用の使用料は1200円(税抜)となっています。
※工事費は工事内容により異なります。
ナンバー・ディスプレイ機能の利用の際には注意点が二つ存在します。
一つがナンバー・ディスプレイ対応の電話機を使う必要がある点です。
当然とは言えますが、かかってきた電話番号の表示をさせるディスプレイ自体が元来ない電話機でナンバー・ディスプレイ機能を使うことは不可能です。
重ねて、発信番号を相手側が通知せずに掛けてきた場合は、相手の電話番号は「非通知」となりナンバー・ディスプレイ機能は動作しません。
こうした際には、「ナンバー・リクエスト」機能を使うと良いでしょう。
この機能は、発信番号を伝えず「非通知」として着信した相手に、電話番号を通知してかけなおすよう自動で音声メッセージを流す機能です。

ナンバー・リクエスト機能も月額使用料と工事費がかかります。
たとえ音声メッセージを聞いたとしても、発信電話番号の通知をせずに掛けてきた相手には別の方法で対処をする必要があります。
迷惑電話自体が番号通知ありか非通知か

たとえ、ナンバー・ディスプレイを導入しても、相手側が発信電話番号の通知なく掛けてきた場合、着信してきた電話が迷惑電話なのかは判断ができません。
NTTのオプションサービスには、相手の電話番号を音声で教えてくれる「ナンバーお知らせ136」というサービスがあります。
受話器を取って、「136」にかけつつ、「1」を押すと最後にかかってきた電話の日時と電話番号を知らせてくれるというもので、事前申し込みいらずで1回の利用につき30円(税抜)がかかります。
ただし、発信電話番号非通知に公衆電話、国際電話などには対応していないため、根本的な迷惑電話対策とは言えません。
対策①:留守番機能・ナンバーディスプレイ機能を使う

最も手軽な方法は、電話機自体に搭載されている留守番機能を利用することです。掛けてきた相手にもし用事があるようであれば、多くの場合は留守番電話でメッセージを残すでしょう。留守番電話のメッセージを残さないということは、大して重要でない案件と言えるでしょう。
電話がかかり、留守番電話アナウンスが流れて相手が話始めた際に面識のある相手なのかや、受けてよい電話かを判断すればいいのです。
とは言えども、毎回留守番電話のアナウンスが流れるまで、着信音がなり続けるのはうるさいでしょう。もし迷惑と感じるのなら、ナンバー・ディスプレイ機能を加入して利用するとよいでしょう。
ナンバー・ディスプレイ機能であれば、かかってきた電話番号がディスプレイ上で表示されるため、いったい誰からの電話かが把握できます。
したがって、留守番電話のアナウンスが流れるまで、電話機の前で待つ必要はないのです。
対策②:着信拒否をする

迷惑電話からの着信自体の拒否のためには3つ方法があります。
一つが先述したナンバー・ディスプレイ機能のオプションサービスの「ナンバー・リクエスト」を使用する方法です。
次に、電話機自体の「非通知拒否機能」を使用する方法です。
ちなみに注意点として、この機能が電話機に設定済みの場合、ナンバー・リクエスト機能を契約する必要はないことには気を付けるべきでしょう。
最後に「迷惑電話おことわりサービス」を使用する方法です。 もし迷惑電話を受けたとしても、ダイヤル操作で拒否登録を行うと次回から同じ電話番号から電話がかかったとしても、着信音を鳴らさずに自動音声で「この電話はお受けできません。」といった趣旨のメッセージを返して対応します。
ちなみに「迷惑電話おことわりサービス」の利用料金は以下の通りです。

対策③:電話機に設定済みの場合が多い「迷惑電話対策機能」を活用する

営業電話や勧誘等の場合、発信電話番号は通知した形で着信することがほとんどです。
その場合、相手に名前を必ず名乗るよう呼びかけるメッセージを流したり、「迷惑電話防止のためにこの通話は録音されます」といったメッセージが流れるようにすることも良いでしょう。
ナンバー・ディスプレイの登録者でない番号から電話がかかった場合に、通話内容の録音をするといった警告のメッセージを発する機能がある電話機も存在します。
もしも、迷惑電話へ出てしまった場合はボタンを押すことで、チャイム音やメッセージを流して、通話中の電話を途中で切りやすくする機能も存在します。
電話機の中には女性の声を男性に似た低い声に変換する「ボイスチェンジ機能」のある電話機も存在します。
こうした電話機自体に付いている機能は、ナンバー・ディスプレイに契約しているかを問わず利用できるため、電話機を購入する際は「機能」に着目すると良い買い物ができるでしょう。
対策④:電話番号を変更する

迷惑電話だけでなく着信拒否をしたい電話が大量にあって、かつ「迷惑電話おことわりサービス」も最大数に達してしまった場合や、ストーカーからの迷惑電話といった生活・生命を脅かすような電話がある場合は、最後の手段として電話番号そのものの変更を考えるべきでしょう。
これまで使用していた電話番号を、全く異なる電話番号へ変えるのは若干勇気がいるものです。
工事費用として税込2750円が必要ではありますが、不安な日々を過ごさなくても良いと思えば安いと言えるでしょう。
電話番号については、NTT側から3~5個のいくつかの番号が提示されて、その中からどれかを選ぶ形になります。
電話番号変更の際の注意点として、電話番号を変える目的はあくまで間違い電話や迷惑電話を防止するためのみと限られている点には注意すべきでしょう。したがって、安易な電話番号の変更等は厳しいといえます。
当然とは言えますが、新しい電話番号を知られないために、電話帳に掲載されることは無く、番号案内の104番で問い合わせをしたとしても、案内されることはありません。
最も、電話番号を変更したことで、公共料金にクレジットカード会社、勤め先などで新しい電話番号へ変更する必要が出る場合もあるため、変更の際はその点についても留意する必要があります。
3. 企業への迷惑電話の着信拒否をするには

ここまでは、個人に対しての迷惑電話の着信拒否の方法について解説してきましたが、
「企業」への迷惑電話についてはどう対応するとよいのでしょうか。

「企業」となると、迷惑電話への対応は大変なもの。
ただでさえ取引先などの電話対応で忙しい中で、営業電話などの「迷惑電話」などへ対応をするというのは厳しいもの。
そうした際に、「迷惑電話」をシャットアウトするにはどのようにすればいいのでしょうか。
このような際におすすめなのが、株式会社バルテックの「迷惑電話のでんわばん」の電話代行サービスです。

「迷惑電話のでんわばん」では、電話帳への登録があるかないかで転送の判断をし、登録があれば従業員へ着信、登録がなければ迷惑電話のでんわばんへ転送します。
これにより、登録者とは今まで通りの電話対応をしつつ迷惑電話への対応をなくし、仕事に集中できる職場環境を作り出します。
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