迷惑電話を受け取らない方法!固定電話やビジネスフォンで着信拒否をしよう
最終更新日:2024年11月28日
近年、AIや自動音声による営業電話などの迷惑電話、海外からの迷惑電話が大幅に増加しています。
多くの企業が電話対応に時間を割いており、業務の中断や、残業・人件費の増加といった問題を抱えているのが現状です。
そこで迷惑電話の問題の対策として活躍している、着信拒否の設定や、オペレーターが電話の一次対応を行う電話代行サービスについて解説致します。
- 目次
迷惑電話が増えている
近年、迷惑電話は増加傾向にあります。この背景には、通信手段や技術の発展が影響しており、電話番号の収集や自動発信技術の普及が原因として考えられています。
SNSやインターネット上での情報漏えい、または電話番号リストの販売により、悪意ある業者が簡単に電話番号を入手できる環境が整ってしまっているのです。
特に海外では、自動音声やAIを用いた自動発信システムが悪用され、勧誘や詐欺目的の電話が大量に発信されています。
この技術は効率的に大量の電話を短時間でかけられるため、これらも迷惑電話が増加する原因の一つとなっています。
迷惑電話は、業務を遂行する妨げとなり、多大な影響があります。
迷惑電話を防ぐ方法① かかってきた電話番号を着信拒否にする
固定電話で着信拒否をする方法は2つあります。
迷惑電話おことわりサービス」を使用する
ひとつ目の方法は「迷惑電話おことわりサービス」を使用する方法です。
ダイヤル操作で拒否登録を行うと次回から同じ電話番号から電話がかかったとしても、着信音を鳴らさずに自動音声で「この電話はお受けできません。」といった趣旨のメッセージを返して対応します。
「迷惑電話おことわりサービス」の利用料金は以下の通りです。
電話機の「迷惑電話対策機能」を活用する
営業電話や勧誘等の場合、発信電話番号は通知した形で着信することがほとんどです。
その場合、相手に名前を必ず名乗るよう呼びかけるメッセージを流したり、「迷惑電話防止のためにこの通話は録音されます」といったメッセージが流れるようにすることも良いでしょう。
ナンバー・ディスプレイの登録者でない番号から電話がかかった場合に、通話内容の録音をするといった警告のメッセージを発する機能がある電話機も存在します。
もしも、迷惑電話へ出てしまった場合はボタンを押すことで、チャイム音やメッセージを流して、通話中の電話を途中で切りやすくする機能も存在します。
迷惑電話を防ぐ方法② 非通知など一部からの電話を受け取らない設定にする
非通知など一部の電話番号については、受け取らない設定にすることも有効です。
非通知を着信拒否する方法
固定電話では、オプションサービスの「ナンバー・リクエスト機能」を契約すれば、非通知からの着信を拒否することができます。
また、電話機自体に「非通知拒否機能」が搭載されていれば、非通知からの着信を拒否することが可能です。
国際電話の迷惑電話を着信拒否する方法
総務省は公式のSNSアカウントにおいて、迷惑かつ不審な国際電話が急増しているとして注意喚起を行いました。
特定の番号からの電話を止めたいとき、各会社のサービスや電話機の機能を使えば対応できます。多数の異なる番号からの電話が困る場合、国際電話そのものを止める方法もあります。
NTT東日本・西日本、KDDI、ソフトバンクのサービスには、「国際電話不取扱受付センター」という共通の窓口が設けられています。手続きはネットや郵便でできます。注意点として、申し込みから実際に止まるまで、少し時間がかかることがあります。
ただ、国際電話のサービスを止めると、日本から海外への電話も掛けられなくなるので注意が必要です。
迷惑電話を防ぐ方法③ 電話代行サービスを利用する
電話代行サービスとは、企業や個人に代わって、専門のスタッフが電話応対を行うサービスのことです。
顧客からの問い合わせ、注文、予約、あるいは簡単な質問対応などを電話代行サービスのオペレーターが対応し、必要に応じてメッセージを依頼主に転送することで、企業の負担を軽減します。
ビジネスフォンにかかってくる迷惑電話を1件ずつ着信拒否する対応では膨大な手間がかかり新規の迷惑電話や未登録の営業電話など除外できません。
特に迷惑電話が増え続けている現状、営業電話も同じところからばかりかかってくるわけではなく、それらを着信拒否で対応していくのは現実的ではありません。
迷惑電話フィルタなどの外付け装置を利用しても、新規の迷惑電話や営業電話だった場合は迷惑電話として対応することができません。
また、顧客からの電話は「拒否」できないのでカスハラなどの内容には対応せざるを得ず、従業員の業務効率の低下やメンタルヘルス、離職などに影響を与えてしまう事となります。
電話代行の利用は電話を電話代行で一次受けし、内容をメールで通知してもらう事で必要な案件のみ折り返しを行う対応にできます。
専門のスタッフが電話応対を行うので時間やコストを節約するだけでなく、企業のプロフェッショナルなイメージ向上や顧客満足度の向上にもつながり、ビジネスにはとても有益です。
電話代行サービス『オフィスのでんわばん迷惑電話フィルタ』で迷惑電話を受け取らない
『オフィスのでんわばん迷惑電話フィルタ』は、経験豊富なオペレーターがコールセンターで電話の一次対応を行う電話代行サービスです。
「取引先はそのまま着信」「未登録者はコールセンターで一次受付」など、着信相手ごとに柔軟な対応、「御社名」で一次受付を行うため、自社の従業員と変わらないスムーズな電話対応が可能です。
「迷惑電話フィルター」は、自社で登録した迷惑電話ブラックリストの他に同サービスを利用しているすべての迷惑電話データを専用サーバにて集約。
海外からの迷惑電話や、頻繁に電話営業を行っている会社番号などがブラックリスト化され、あらかじめシャットアウトされるので迷惑電話がかかってくる事はありません。
残りの電話は電話代行サービスに委託することで業務に集中する体制を整えることができます。
電話代行サービスは電話対応の件数によって料金が決まるため、迷惑電話が多いと余計なコストがかかってしまいます。
迷惑電話フィルタを活用することで、不要な電話対応分を削減、対応件数が減るので電話代行の費用をコストカットすることが可能です。
番外編・スマホでの着信拒否方法
Androidスマホで着信拒否をする
Android端末で着信拒否をする手順については以下の通りです。
①電話アプリを開く
②「︙」マークのその他アイコンから「通話履歴」を選択
③「ブロックしたい電話番号からの通話」を選択
④「ブロックして迷惑電話として報告」を選択
⑤「ブロック」を選択
もし、一度ブロックした電話番号から着信を改めて受けられるようにする際は、以下のようにブロック解除を行うとよいでしょう。
①電話アプリを開く
②「︙」マークのその他アイコンから「設定」を選択
③「設定」から「ブロック中の電話番号」を選択
④ブロック解除をする電話番号の横に存在する解除アイコンから、「ブロックを解除」を選択
iPhoneで着信拒否をする
Phoneで迷惑電話の着信拒否をしたい場合、以下の方法で着信拒否が可能です。
①ホーム画面から「電話」を選択
②下部メニューの「履歴」を選択
③着信拒否をしたい番号の右端にある「i」字のアイコンをタップする
④下にスクロールして「この発信者を着信拒否」を選択
⑤「連絡先を着信拒否」を選択して、登録終了
※着信履歴は残らないものの、留守番電話設定中は「着信のお知らせ」のメールは届きます。
もし、こうした「着信のお知らせ」メールや留守番メッセージを受け取りたくない場合は、キャリアの提供するブロック機能を利用するとよいでしょう。
Androidスマホで非通知の着信拒否
非公開(非通知)からの電話番号や特定が不可能な電話番号からの着信は以下の方法で着信拒否ができます。ただし、特定が不可能な電話番号や非公開(非通知)番号はブロックできるものの、連絡先に保存されていない電話番号からは通話着信が可能な点には注意してください。
①電話アプリを開く
②「︙」マークのその他アイコンから「設定」を選択
③「設定」から「ブロック中の電話番号」を選択
④「不明な発信者」のスライダーをオンにする。
iPhoneで非通知の着信拒否
非公開(非通知)からの電話番号や特定が不可能な電話番号からの着信は以下の方法で着信拒否ができます。
ただし、特定が不可能な電話番号や非公開(非通知)番号はブロックできるものの、連絡先に保存されていない電話番号からは通話着信が可能な点には注意してください。
①設定アプリを開く
②「電話」をタップ
③「不明な発信者を消音」をオンにする
スマホの場合は、本体の機能で特定の番号を受け付けない設定ができると同時に、キャリアごとのサービスでも対策が可能です。
NTTドコモ
ドコモは「迷惑電話ストップサービス」を行っていて、30件の番号をブロックできます。海外の番号も設定できますが、完璧には止められないこともあります。
au(KDDI/沖縄セルラー)
auはアプリ「迷惑メッセージ・電話ブロック」を出しています。このアプリでは、外国からの電話は切断するか、警告するか、何もしないかの3択の中から選べます。ただ、「迷惑電話対策サービス」の方では、海外の番号は非対応です。
ソフトバンク
ソフトバンクは「番号拒否サービス」をオプションで提供しています。30件の番号を止めることができます。海外の番号も対応可能です。