【2026年固定電話値上げ】企業に与える影響・移行手段を具体的に解説
最終更新日:2025年10月10日

NTTが8月上旬、2035年メタル回線の維持限界を迎えるという発表をしましたが、9月29日にメタル回線を用いる加入電話について基本料金の値上げと移行手段について詳細を公表しました。
今回はこちらについて解説します。
- コンテンツの目次
固定電話値上げに伴う影響
NTTが2026年4月から、メタル回線を利用する「加入電話」、「加入電話・ライトプラン」の値上げについて公表しました。詳細は以下の通りとなっており、メタル回線を引き続き利用する方は注意が必要です。
・基本料金が値上げ(2026年4月1日~)
家庭用(住宅用):+220円
企業用(事務用):+330円
詳細:https://www.ntt-west.co.jp/news/2509/250929b.html
NTTが示した移行手段
NTTは2035年にメタル回線を利用した加入電話の利用者減少・維持限界を迎えることから光・モバイル網への移行を促しています。今回の発表でNTTは3つの代替案を示しました。
なお、以下のサービスに移行する場合は初期費用が無料、一定期間月額割引になります。
・光回線電話
NTTが示した1つ目の代替策が「光回線電話」です。「光回線電話」は、NTTが提供している光ファイバーによる固定電話サービスであり、電話はできますがインターネットは利用できません。
詳細:https://web116.jp/shop/annai/hkd/hkd_00.html
・ワイヤレス固定電話
NTTが示した2つ目の代替策が「ワイヤレス固定電話」です。「ワイヤレス固定電話」は、「ワイヤレス固定電話」は、電話機に「ワイヤレス固定電話ターミナルアダプタ」を接続することで利用できる固定電話サービスで、携帯電話の電波を利用しています。停電時はモバイルバッテリーを用いることで常時通話可能です。
詳細:https://web116.jp/shop/annai/wireless/wireless_00.html
・ひかり電話
NTTが示した3つ目の代替策が「ひかり電話」です。(光コラボレーションモデル(ドコモ光やMOT光)も含む、ただしフレッツ光以外の各社独自回線は対象外)
「ひかり電話」は、NTTが提供する固定電話サービスの一種で、別途フレッツ光(光ファイバーを用いたインターネットサービス)の契約が必要となります。
詳細:https://flets.com/hikaridenwa/
移行手段3つの比較表
メタル回線を用いた固定電話からの代替手段として、先程「光回線電話」、「ワイヤレス固定電話」、「ひかり電話」を挙げましたが、それぞれの比較をすると以下のようになります。
光回線電話 | ワイヤレス固定電話 | ひかり電話 | |
---|---|---|---|
基本料金 | 1595円~ (現行のメタル回線と同料金(工事費など初期費用無料)) |
1595円~ (現行のメタル回線と同料金(工事費など初期費用無料)) |
550円~ (一定期間月額割引(工事費など初期費用無料)) |
通話料金 | 全国一律3分8円(税込 3分8.8円) ※ひかり電話と同様 |
全国一律3分8円(税込 3分8.8円) ※ひかり電話と同様 |
全国一律3分8円(税込 3分8.8円) |
回線方式 | 光回線 | モバイル回線 | 光回線 |
通話品質 | ○ | △ | ○ |
導入の速さ | 遅(工事必要) | 遅(工事必要) | 遅(工事必要) |
電話+インターネット | ×(電話のみ) | ○ | ○ |
機能の充実さ | △ | △ | ○ |
番号の継続 | ○ | ○ | ○ |
提供エリア | ○ | △(※制限有り(以下参照)) | ○ |
主な用途 | 家庭 | 家庭・法人 | 家庭・法人 |
NTT:ワイヤレス固定電話提供エリア
3つの代替手段のうち、法人におすすめなのは通話品質も高く、インターネット+電話も使え機能性も高い「ひかり電話」です。工事があるため導入に時間がかかるというのがデメリットとしてありますが、その他目立った悪い点はありません。
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カテゴリ: 光回線