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【2024年度版】クラウドPBXの音質は悪い?原因と対策方法も紹介

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【2024年度版】クラウドPBXの音質は悪い?原因と対策方法も紹介

最終更新日:2024年1月4日

クラウドPBXの音質・通話品質は?遅延などを確かめる方法

スマホやパソコンを活用して外線の発着信や内線が利用できるクラウドPBX。導入時の注意点は「音質・通話品質」です。なぜなら音質・通話品質が悪ければ電話サービスとして継続して利用できないからです。
そこで本記事ではクラウドPBXの音質・通話品質について各サービスの音質・通話品質・遅延などを確かめる方法などをご紹介致します。

コンテンツの目次
  1. クラウドPBXの音質は悪い?
  2. クラウドPBXの音質が悪い原因と対策
  3. クラウドPBXの音質を確かめる方法
  4. 音質を確かめる以外のチェックポイント
  5. 高品質なクラウドPBX「モッテル」
  6. まとめ


1.クラウドPBXの音質は悪い?

冒頭でも簡単にご紹介しましたがクラウドPBXとは、社内へ設置していたPBX(主装置)をクラウド上で展開し、スマホやパソコンなどからインターネットを経由して各機能を利用するサービスです。

クラウドPBXのイメージ

インターネット回線を利用することで自宅や出先など場所を問わず会社番号を使った発着信や内線通話ができる一方で、インターネット回線を利用した電話(IP電話)となるのでクラウドPBXの登場当初は音質・通話品質が従来の電話回線を利用した電話よりも劣っていました。その為、クラウドPBXは「音質・通話品質が悪い」というイメージがついてしまいました。

しかし、今では各クラウドPBXの提供会社が努力を重ねてサーバやアプリの改善により音質の向上が図られており、従来の電話と遜色のない音質のクラウドPBXも出てきています。また、同時にキャリア網の安定した供給やスマホ端末自体が改善されたことも音質向上の起因となっています。


2.クラウドPBXの音質が悪い原因と対策

クラウドPBXの音質が悪い時に、その考えられる原因と対策に有効とされている対処法をご紹介します。
安定した通話ができない場合、以下の原因と対策を参考にしてみてください。

事務所など屋内で利用している場合の原因と対策

インターネット回線が低速・不安定が原因

インターネット回線でが低速、もしくは安価で不安定な回線プランで契約している場合、音質が悪い原因となることがあります。
インターネットは光回線が主流になっている2024年において、低速な契約をされていることは少ないですが、速度が不安定な回線もありますので、ご契約中のキャリアやプロバイダの情報などご確認ください。

◆対策

クラウドPBXを契約時に、契約会社に今のインターネット環境を相談すれば、アドバイスをもらえたり、相性のよいプロバイダなどを教えてもらったりすることができます。
同時通話数によっても違いますがある程度のクラウドPBXの内線数・外線数であれば一般的な光回線で充分ではありますが、引き込んでいるインターネット回線の速度が十分に出なかったり不安定な場合は、契約内容を変更したり、より高速なプロバイダへの切り替えもご検討ください。

Wi-Fiルーターやアクセスポイントの性能が低い

クラウド電話をスマホで通話する場合、Wi-Fiを飛ばしているWi-Fiルーターやアクセスポイントが原因の場合があります。
Wi-Fiには通信規格が定められており、世代が新しいほど、最大通信速度が速く利用可能な周波数帯が多いため、快適な通信が可能です。

古かったり安かったりするWi-Fiルーターやアクセスポイントでは、同時接続数がある程度限定されていたり、通信が不安定になることがあります。
案外、気付かないケースなので、現状利用している機器の確認をすることをおススメします。

◆対策

最初はクラウドPBXの端末が少なくても、通話端末が多くなっていくと現状のWi-Fiルーターやアクセスポイントでは対応しきれなくなるので、今まで使っている機器の買い替えを検討してみてください。

2024年の現在では2019年にスタートした「Wi-Fi6」の規格が最新で、機器も安定して価格も落ち着いている商品が多いので、おススメします。

参照:Wi-Fiがつながる通信規格
https://www.buffalo.jp/topics/select/detail/wifi-standard.html

また、裏技的な利用の仕方ですが、Wi-fiではなく屋内でも4G/5Gで接続する。という方法もあります。
Wi-Fiのデメリットとしてはどうしても、電波の届かない範囲があり、電波の届かない範囲にアクセスポイントを置くのは費用がかかります。
また、アクセスポイントが2つある場合、移動してアクセスポイントが切り替わる場合は音質に影響がある場合があります。
Wi-Fiを使わず4G/5Gで接続すれば以上のデメリットを受けずに通話できます。
ただ、パケット通信がかかってしまうことや4G/5Gでも繋がらないところもありますのでまず、導入を検討するクラウドPBXの業者に相談するのがよいでしょう。


HUBやLANのネットワークが遅い

インターネット回線は、NTTからくる光回線がルーター受け取られて、LANケーブルとHUBを経由してアクセスポイントやパソコンまで繋がっています。
 HUBやLANケーブルが古かったり、低速度のものであればそれが原因になる場合があります。
 具体的に言うと、HUBであれば10Mbpsスイッチングハブをまだ使っていたり、LANケーブルが踏まれて傷んでいたることにより、通信速度が劣化して遅くなってしまっていたりするケースがあります。

◆対策

HUBが古いものであれば買い替えましょう。LANケーブルの本数が多い場合は1GBpsのスイッチングHUBも検討してもよいと思います。
LANケーブルではCAT5eが標準でしたが、オフィスにおいてはCAT6でLAN工事するのが通常となっており、web会議などで利用することがある場合はCAT6Aもおススメします。

参照:Giga ビットに対応したCat6 ケーブル
https://haisenrescue.com/cat6/

10Gbps に対応した Cat6A ケーブル
https://haisenrescue.com/cat6A/


電磁波の影響

電化製品がインターネット回線に影響を及ぼしているケースもあります。
代表的な例として電子レンジがあります。
主装置やルーター、アクセスポイントの近くにあると電磁波によって回線が妨害されることがあります。
上記対策をしても音質が良くならない場合は、機器周りに原因となりそうな電化製品がないか確認してみてください。

◆対策

電化製品の同時使用を避けたり、近くにならないようにレイアウトを見直すなどの対策が有効です。


屋外で利用しているときに音質が低下する場合

インターネット回線が低速・不安定

クラウドPBXは、インターネットさえつながれば外出先や自宅でも利用できますが、外出先や自宅のインターネット環境が悪いと、音質が低下します。
モバイル回線に格安SIMを利用している場合は注意が必要で、格安SIMは大手キャリアの回線の一部を借りてサービスを提供しているため、利用者数が多い時間帯は回線が混雑しやすく、通信速度が遅くなったり不安定になったりします。

◆対策

携帯回線の契約プランを見直して、通信速度を改善することをおススメします。
できれば格安SIMではなく、通信が安定した大手キャリアで契約することをおすすめします。
ただし、携帯電話の通話と同様、クラウドPBXの通話品質も担保されているものはないので、お客様や取引先などの重要な電話に関しては回線が安定した自宅やWi-Fi環境がしっかりしたところで通話を利用することをお勧めします。


公衆Wi-Fiを利用している

外出先で公衆Wi-Fiを使用する場合、無料のものも多いため通話が不安定なる場合があります。
また、意図せず移動中などで公衆Wi-Fiとモバイル回線が切り替わったりすると、通話が途切れることもあります。

◆対策

また、外出時にスマホの端末のWi-Fiをオンにしておくと意図せず公衆Wi-Fiに接続されることを防ぐため、Wi-fiをオフにしましょう。
ただし、公衆Wi-FiでクラウドPBXを利用することはセキュリティ対策としても利用することをおススメしません。

特定の端末で音質が低下する場合

利用端末の機器が古かったりスペックが低い

クラウドPBXを利用時に利用端末に問題があると、音質が低下する可能性があります。
クラウドPBXは、パソコンやスマートフォンに専用のアプリをインストールして利用しますが通常、クラウドPBXのアプリはメーカーが随時バージョンアップをしています。
利用している端末が古いとOSバージョンアップにクラウドPBXが対応していない、対応できない場合があります。

◆対策

クラウドPBXを選ぶときには、クラウドPBXのアップデートが定期的に行われているメーカーか確認しましょう。
クラウドPBXで利用する端末は、中古で購入した古いモデルなどはなるべく避けましょう。


一次的に音質が低下する場合

回線キャリアやプロバイダの障害

一次的に繋がらない場合は、契約のキャリアやプロバイダが障害が起っている場合があります。
それぞれのページを確認して障害やメンテナンス情報を確認しましょう。

◆対策

あまりに多い場合プロバイダに相談することをおすすめします。
もし改善が見込めないようなら、プロバイダの切り替えを検討しましょう。


重いデータのやり取り

通話中に大容量のファイルを送受信していたり、インターネットで動画再生をしていたり、最近で多いのがWEB会議やウェビナーを開催しているとネットの環境に負荷がかかり、音質が安定しないケースがあります。

◆対策

ファイル送信やWEB会議など減らすことは難しいと思いますので、ローカルネットワークの通信を太く安定することをおススメします。
具体的な作業として上記で記載したWi-fiルーターやアクセスポイントの交換やHUB、LANケーブルの交換工事をおススメします。


3.クラウドPBXの音質を確かめる方法

クラウドPBXの音質・通話品質は向上して従来の電話と同等程度になっていますが、全てのクラウドPBXが該当するわけではありません。音質を改善する為には様々な要素を考慮しサーバやアプリを改良する必要があり、技術が必要です。クラウドPBX提供会社の中には改良する技術がない場合もあり、音質が良くない状態で提供している場合もあります。
また、クラウドPBXは様々な会社から提供されていますが、自社開発したクラウドPBXを提供している会社は多くありません。多くの会社では他社製クラウドPBXを代理店として提供しているので音質の改善を直接行うことができません。音質・通話品質は開発会社次第ということになるので導入の際は気にしてみるのも良いでしょう。

音質・通話品質が良くないクラウドPBXを避け、音質・通話品質が良いクラウドPBXを導入する為の近道は実際のサービスを利用して聞いてみることです。実際に音質を確かめる方法は下記が挙げられます。

  • 【クラウドPBXの音質を確かめる方法】
  • ・デモンストレーションを依頼
  • ・デモアカウントを貸してもらう
  • ・ショールーム・展示会などで聞いてみる
  • ・問合せ窓口に電話してみる

デモンストレーションを依頼 デモンストレーションでは、実際にクラウドPBXが利用できる状態のスマホやパソコンを営業担当がお客様先へ持参して音質などを聞いてみることができます。営業担当がいるのでサービスの概要や詳細な説明、使い方なども同時に教えてもらいながら使ってみることができるのでクラウドPBXへの理解がより一層深まります。
ただし、提供会社によっては日本全国の訪問に対応していない場合もありますので気になるサービスがあれば問い合わせてみるのが良いでしょう。

デモアカウントを貸してもらう お試し期間としてクラウドPBXで利用するアプリのデモアカウントを貸してもらい、自社で利用する端末にアプリのインストールと設定を行う方法です。実際に利用する場所や端末・電波環境で音質を確かめられるので導入後のミスマッチが減ります。期間も1週間~1ヵ月程度と提供する会社によって幅はありますが、極端に短くはないのでいろいろな場所・シチュエーション(事務所・離れた工場・自宅・お昼の時間帯など)で音質を確かめることができます。
初見で各設定・使い方のマスターなど難しい場合もあるので注意が必要です。

ショールーム・展示会などで聞いてみる 提供会社がショールームを開設していたり展示会に出展していれば、そこへ出向いて音質を試してみることができます。ショールームや展示会では様々な端末(スマホ・パソコン・固定電話)やクラウドPBXで利用できる機能・オプション(通話録音・ネットFAX・音声案内など)を網羅した体験ができる点が特徴です。
ただし、ショールームを開設したり展示会出展は場所代などもかかる為、全ての提供会社が行っているわけではないので気になる方は問い合わせてみましょう。

問合せ窓口に電話してみる クラウドPBXの提供会社によっては自社でも同サービスを使っている場合があります。特にクラウドPBXを自社開発している会社では自社で利用していることが多く、お問合せ窓口へ電話をするだけで音質を確かめることができます。


4.音質を確かめる以外のチェックポイント

クラウドPBXを導入する際、音質・通話品質以外で良いサービスを見極めるポイントをご紹介致します。

  • 【クラウドPBXのチェックポイント】
  • ・自社開発
  • ・導入実績
  • ・使い勝手

自社開発 チェックポイント1は、自社開発したクラウドPBXを提供しているのか?と言う点です。自社開発している場合、ユーザーの声を取り入れやすく、品質の向上や新機能などアプリのバージョンアップとして提供されます。

導入実績 チェックポイント2は、導入実績です。良いサービスであれば多くのお客様から支持され、導入実績も自然と多くなります。導入の際は音質や価格・機能・既存番号の継続の可否など様々な要素にて比較検討するので導入実績が多いサービスは自分が気が付いていない良い点があるかもしれません。

使い勝手 クラウドPBXの電話端末はスマホ・パソコン・固定電話がおおよそどのサービスでも利用できます。クラウドPBXで利用できるIP電話に対応した固定電話はNAKAYO製など今までの電話機と大きな違いはなく使い勝手もほとんど変わりません。
しかし、スマホやパソコンで利用するアプリは各社が開発しているので使い勝手がアプリ毎に異なります。特に海外製のクラウドPBX・アプリを利用する場合、日本で利用する電話と勝手が違うので使いにくいと感じる方も少なくありません。


5.高品質なクラウドPBX「モッテル」

株式会社バルテックが提供するクラウドPBX「モッテル」は業界トップクラスの音質により多くのお客様に選ばれ、導入実績27,000社を超えるサービスです。従来の置き型PBX(主装置)を長年開発・研究してきた経験とノウハウを活かして誕生した自社開発のクラウドPBXです。

クラウドPBX「モッテル」

クラウドPBXはクラウドサービスなので複数のユーザーが同じクラウド上のサーバを利用します。その為、同時接続が多い時間帯などでは通話が不安定になる可能性がありますが、モッテルでは東北、東海、北陸、中国・四国、九州の地域毎それぞれ専用サーバを設置することでより一層安定した通話を実現します。

クラウドPBX「モッテル」の地域毎それぞれ専用サーバを設置

6.まとめ

クラウドPBXは従来の電話サービス(ビジネスフォン)では出来なかった社外での会社番号を使った発着信や内線通話など電話業務を効率化することができるサービスです。
気になる音質も導入前に試してみたりすることで良くない品質のサービスを避けることが可能なので、検討の際は是非デモンストレーションなどを活用してみてください。

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